早生まれは絶滅危惧種なのかもしれない

娘の通う保育園。
教室の壁に園児の誕生日早見表が貼ってある。


それを見てて気づいたんだけど、早生まれ(1~3月生まれ)は2人しかいない。
クラスには19人の園児がいるのに2人だけ。

単純に平均すれば約4分の1だから4~5人はいる計算になるのに、たった2人。


何も考えずに妻に「うちの子のクラスは早生まれ少ないんだね。たまたま誕生日が偏ったのかな」って話をしたら
「何言ってるの。みんな早生まれにならないように考えて産んでるのよ」
と言われた。


なんでも、保育園には生後2ヶ月たたないと預けられないので、
2月や3月に産むと「0歳の4月から預けて職場復帰」ということができないらしい。
(激戦区なので4月以外のタイミングで入所するのは事実上不可能)

それに保育園の入所申請が締め切られるのが11月なので、
遅くとも秋までには産んでおかないと職場復帰が難しいらしい。
(生まれる前でも一応申請はできるらしいけど、いつ入院するかわからないときにやってられない)

娘のクラスに2人いる早生まれの子は1歳以降に入所してきた子だ。


「10ヶ月育休をとって4月から保育園」というのが可能な5月に産むのが理想らしい。


「正社員で働いてるお母さんからしたら常識よ。雰囲気的に1年しか育休をとれない会社も多いし」

と、妻は言った。

 


なるほど、誕生日早見表を見てみると5~7月生まれが9人もいる。

19人中9人。じつに半数近くが5~7月に集中している。

(4月は1人しかいなかった。予定日が4月だと予定より少し早まったときに早生まれになってしまうから避けられるらしい)

 

幸い妻は2年でも3年でも育休をとれる職場にいるのでうちは「子どもを何月に産むのか」なんてことはぜんぜん考えていなかったけど、世の働くお母さんたちはここまで考えて家族計画を練っているのかと感心した。

 

 

プロスポーツ選手には早生まれが少ないらしいし、
「幼いころは早生まれなので同級生についていけなくて苦労した」なんて話もよく耳にする。

 

これから早生まれはどんどん減っていくんだろうな。

早生まれのぼくとしてはちょっと寂しい気もする(ちなみに妻も早生まれ)。